EXHIBITION SPACE


フォーラム・アート・ショップでは、外側ガラス面約20メートルの空間に、1997年以降14年にわたってエキジビション・スペースにて開催してきた作家を中心に約100点のザ・コレクションを常設展示中です。

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※こちらの個展はすでに終了しております。最新の情報はこちらをご覧ください。

松田隆作 MATSUDA RYUSAKU
『マイラブリーバンブー』

 
期 間 :2010年1月15日(金)~2月14日(日)  ※会期中無休
時 間 :10:00~19:00 (最終日は17:00閉場)
場 所 :東京国際フォーラムB棟1階フォーラム・アート・ショップ内
主 催 :エキジビション・スペース
ando 会場 bamboo
「竹 1/3のカタチ」 の前にて 「太陽と月に背いて」  

松田隆作プロフィール
1948 兵庫県高砂市生まれ
1984 藍画廊(銀座)以降、個展多数開催
1990 国際花と緑の博覧会 日本政府苑植物展示アートディレクター、大阪
1993 昭和記念公園野外展
1994 表現としてのいけばな展、名古屋市民ギャラリー
1995 「Today’s Japan」展、トロント彫刻家センター、カナダ個展 モバック社(オランダ)100周年記念招待
『松田隆作』作品集出版(京都書院刊)
1996 千葉市花の美術館 常設設置、稲毛現代いけばな野外展、葛西臨海公園、千葉
1997 フラワーパフォーマンスEast meet West、築地スタジオ、個展 アートフォーラム谷中、上野
2001 個展 ギャラリーMAKI、東京
2003 タチカワブラインド銀座ショールームブッジェストプロジェクト招待作品、ウェイブヒル、NY、U.S.A.
2005 JFTD全国大会 善光寺大花展招待作品、長野県善光寺
2006 個展 エキジビション・スペース

INTERVIEW <インタビュー>

 

作家としてのはじまり

Q.松田さんは幼い頃から植物に触れるのが好きだったとお聞きしましたが、植物で現代アートの作品を制作するようになったきっかけなどありましたらお教え下さい
  • フラワーデザインを最初やっておりまして、勉強のためにいけばなも学びました。
    いけばなが自由ではなく窮屈なものだなと思ってた頃、
    現代いけばなの公募展に出品したら選抜に残り、
    他の出品作品を見ると現代いけばなというものが大変自由でおもしろいと知りました。

    自分はどの流派も全く知らず、どちらにも属してなかったからか、
    色々な人に展覧会に出品しないかと声をかけられました。
    現代美術の世界も全く知らなかったのですが、1人で展示するのもおもしろいな、
    と銀座などの画廊で個展をやりはじめたのがはじまりです。

    そして初めての展覧会の作品が竹を使った作品でした。



bamboo

「竹 1/3のカタチ」
 

作品コンセプトと素材

Q.「いけばな」と「アート」、制作するときの違いなどありましたら教えて下さい。
bamboo

「竹 1/16のカタチ」

  • ぼくにとってつくる時は、いけばなもアートも同じです。
    アートをすることによっていけばなにいい影響があるといいなと思ってます。

    ぼくは現代いけばな、現代アート、どのジャンルでもないですね。
    ノンジャンルなんです。

 
 
Q2.植物からイメージを得て表現するのですか?表現したい形が先にあり、植物を選ぶのですか?
  • ぼくは作品を創る上でのコンセプトより、植物がぼくに直接与えてくれるもの、
    肌感覚や匂いなどの方が大切な気がします。

    コンテンポラリーアートにとって、コンセプトは何より大切な事だともちろん理解していますが、
    日常、植物に接する私には植物との交流の方が大事な気がしています。

    ぼくはまず、植物で現代アートをやりたいというのがあります。
    その場でその植物の音を聞きまがら、香りに包まれながら植物に触発されて制作します。

    永遠に残る作品を作ろうとは思わないので、植物で制作した作品は、
    年月を経て自然のまま変化する様を真近で見ることができるから面白いんです。
bamboo

「竹 1/3のカタチ」
 

今回の作品

Q.今回は竹の作品ですが、25年前に制作した時と今回制作した時とでは心境などの変化はありましたか?
bamboo

「竹 1/3のカタチ」
  • 25年前にやった竹の作品を今やるとどうなるか、確かめたいと思ってやりました。
    竹を切ったりするのに体力的には非常に辛かったですが、
    精神的には集中度がとても高くとても素直に創れました。

    若い時は強引に思う形を作っていましたが、今回は成り行きにまかせると、
    竹も優しく接してくれたのです。また作品をつくる嬉しさで長年の持病も忘れる程でした。
 

ヴィジョン

Q.今後の活動について教えて下さい。
A.私は今年で還暦を迎えますが、年齢的にやれることを今後も最大限にやっていきたいと思います。
bamboo

「竹 1/3のカタチ」


店舗名 フォーラム・アート・ショップ
営業時間 10:00~20:00
定休日
所在地 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5番1号 東京国際フォーラム1F
アクセス 有楽町駅より徒歩1分
東京駅より徒歩5分 (京葉線東京駅とB1F地下コンコースにて連絡)
電話番号 03-3286-6716
URL http://www.forum-art-shop.jp/